「鉄筋」とは、建造物のコンクリートで覆われた建物の骨組みのことです。建物の外からは見えませんが、なくてはならないとても大切な部分です。鉄筋工の仕事とは構造図をもとに、鉄筋を組み立てる仕事です。
最終的にコンクリートを打つため内部に入り込んでいる鉄筋部分は見えなくなりますが、
強度のある柱・梁・壁・床などの内部の「骨組み」となる重要な部分となります。
ただ鉄筋を組み上げていくだけでなく、建造物が受ける重圧や風圧、地盤状態を計算した上で、
最適な鉄筋材料を選び組み上げていく作業です。
構造図をもとに鉄筋を加工
配筋などの作業は指示書などを見ながら行いますが、現場でいきなり取り付けるという事はありません。
まず、建物の仕様書(構造図)と図面をいただいてから建物に適した材料を選び、鉄筋の数量や加工形状を作成します。
加工図を作成してから指定された長さに切断したり曲げて加工を行い、現場に材料を送ります。
基礎から鉄筋を組み立てる
基礎とは建物の土台となる部分です。最初に基礎を施工していきます。
柱・梁・壁・床を作る
建物の柱・梁・壁・床などの主な部分を作ります。 構造図から取り付け図を作成し、それをもとに組み立てていきます。鉄筋は建物の「骨」であり、建物の重要部位となります。
建物の完成
鉄筋工とは建物として形に残る仕事なので完成後、達成感や充実感を感じることができます。